Recruiting
大学院生募集

本研究室では、大学院生(通常の学生および社会人学生の両方)を募集しています。
大学院生の研究テーマについて
•フレイルや行動変容をテーマとした研究が多く行われていますが、対象とする疾患や領域は特に限定しません。
•所属施設をフィールドとした研究、または研究室のプロジェクトに参加する形での研究、いずれの形式でも可能です(応相談)。
•ご自身のフィールドで研究を実施される場合、専門領域の知識習得は基本的にご自身に委ね、教員は研究計画・分析・論文執筆をサポートします。
•研究方法(疫学・生物統計学)に関する知識はゼロからのスタートで問題ありません。一緒に学んでいきましょう!

所属施設での研究
テーマ:ご自身で選択

研究室のプロジェクト研究
テーマ:介護予防・フレイル対策
Seminar
ゼミについて
メンバーの進捗状況の共有や勉強会を行っています。
また、大学院生同士が互いに教え合える環境づくりにも取り組んでいます。
大学院進学を検討されている方や、ゼミの見学を希望される方は、フォームよりご連絡ください。

Graduate school
大学院教育について
Students' Research
大学院生・修了生の研究紹介

▶︎2025年博士前期課程修了、博士後期課程在学中
東野 一成
Issei Higashino
先行研究を整理し研究内容をしっかり固めた上で、研究を開始する重要性を痛感しました!
腰椎変性疾患手術患者のヘルスリテラシーと 患者報告アウトカムの関連
目的:腰椎変性疾患手術患者の患者報告アウトカム (ADL, QOL)に対する包括的ヘルスリテラシー(HL)の影響を検討する。
デザイン:横断研究
対象:腰椎変性疾患手術患者124名
曝露:包括的HL(FCCHL)
アウトカム:患者報告アウトカム(ADL, QOL)
●既知の知見
腰椎疾患患者の機能的HLは健康アウトカムと関連している。
→高次な要素を含む包括的HLの影響は不明であった。
●本研究による新たな知見
腰椎手術患者において、包括的HLが高いほど患者報告アウトカムが良好であり、障害予防のために包括的HLが重要な役割を果たすことが示唆された。

制限付き三次スプライン関数による検討

▶︎2025年博士前期課程修了
鶴本 一寿
Kazuhisa Tsurumoto
・What is knownとWhat is unknownの熟考!
・方法論などは世界4大医学雑誌を参考に!
研究を進めていく上で特に注意した点です。
高齢心不全患者における基本チェックリストで評価したフレイルと心不全再入院との関連
目的:
基本チェックリスト(KCL)で評価した高齢心不全患者のフレイルと心不全再入院との関連を検討する。
デザイン:過去起点コホート研究
対象:65歳以上の心不全患者244名
曝露:KCL総得点(0~25点)で評価したフレイル
アウトカム:退院後2年間における心不全再入院
●既知の知見
身体的フレイルと心不全再入院は関連している。
→KCLで評価したフレイルとの関連は不明であった。
●本研究による新たな知見
高齢心不全患者において、身体機能や医学的管理だけでなく、複数領域の老年症候群の蓄積としてフレイルを捉え、評価・介入することの重要性が示唆された。
